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東海愛知新聞連載№3 2018年7月24日

毎月、地元岡崎の東海愛知新聞一面にて『三河はでっかいキャンパスだ!!』という連載を書かせていただいております。第3回目は、

「学生が社会と繋がるには」

『家族や学校の先生以外に普段会話する大人周りにいる?』

中高生に尋ねると大半は『ノー』と答えます。そのような話からも、学校は社会との接続が薄く、閉鎖的だと感じざるを得ません。

しかし時代の変化とともに教育のあり方が変わっていくことを国が推進しています。
二〇二〇年から全面実施予定の新学習指導要領の一文には、

『これからの時代に求められる教育の実施していくためのよりよい学校教育を通じて、よりよい社会をつくるという理念を学校と社会が共有する』

と記載されています。そのような背景もありつつ、社会と学生を繋げるプロジェクトを実施する仕事をしている私自身も、学校から社会人講師して呼んでいただく機会があります。

それぞれの学生が将来像を描くために、各分野でリーダーシップを執る社会人に話を聞くという目的で行われており、自分が話を聞いてみたい講師を選択できるように複数の社会人講師が関わる場合もあります。

私の場合は、中高時代の不登校の経験が現在の活動の原体験になっていることや、その後、海外での経験を経て帰国し、まちづくりや教育の活動していることについて伝えてほしいという要望でお声を掛けていただくことがほとんどです。

彼ら一人一人の話を聞きながら、自らの経験を踏まえて伝えたいことがいくつかあります。

一つ目は、
目標も夢ももともとあるものではなく、まずは自分で仮説を立てて信じて進むことだということです。
これまで出会った中で目を輝かせて将来を語る中高生の数は残念ながら一握りでした。
将来どんな姿で働きたいか少しでも描きながら学校に通い、学ぶ得ることは本来の学習の形だと思います。

二つ目は、
挑戦を食わず嫌いをしないことです。
まだ自分ので試してもないのに『興味がない』『私にはできない』など決めつけてから逃げてしまう若者たちを多く見てきました。他者評価ではなく自分の価値観で判断し、挑戦して失敗や成功体験を積んでほしいと思ってます。

三つ目は、
不安は妄想だということです。
まだ起きていないことに対してや、自分に自信がないなど根拠のない不安を抱えている若者は驚くほど多いです。これは社会的課題だと考えていますが、まず私にできることは真摯に目の前の若者たちに向き合って伝え続けることだと信じてます。

人の成長に関わるプロジェクトを作る仕事をするに当たって、今もいつも心にある心言葉があります。
かの有名な日本の海軍将校の人が残した言葉です。

『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず』

まずは自分がやってみることをやめないことが肝心なのです。そして、臆さず挑戦し続ける人材を育てる環境をまちの中にも、学校の中にも作っていきたいと思っています。

※紙面の写真は、
高校相手に社会人講師を務める筆者。

今までの東海愛知新聞連載記事はこちらから、
三河はでっかいキャンパスだ!!

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